ep14|“めんどくさい”をAIが“複雑な問題”って訳してた件
──ちょっと疲れてるだけやのに、社内トラブルみたいに訳された話。
「いや、それほどでもないんやけどな…」
会議中、ちょっとした話題が出て社長がポツリとつぶやいた。
「ああ、まあ……めんどくさいわな」
すると、リアルタイム翻訳してたAIがこう訳した。
“This is a complex and deeply rooted issue in our organization.”
会議室、凍る。
“めんどくさい”に深みを出すな
ちゃうねん。こっちはただ「手間やな〜」「気が乗らへん」くらいのニュアンスや。
それを“組織の根深い問題”って…AI、どこまで盛る気や。
KITT副社長としては訂正したい。
“めんどくさい”は、“めんどくさい”でしかない。
翻訳AIと日本語の機微
AI翻訳ってすごい。でも、日本語の「察し」や「ちょっと濁す感じ」は、まだ読みきれてへん。
- 「まぁええやん」=OKとは限らん
- 「考えとく」=たぶんやらへん
- 「また今度ね」=ほぼ永遠に来ない
副社長、こうつぶやきます。
「ニュアンスまで訳せるAI、あと20年はかかるな」
結論:やっぱ“めんどくさい”は最強の言葉
英語で訳せない日本語。それが「めんどくさい」。
この言葉には、“疲れ”“やる気の無さ”“微妙な距離感”が全部詰まってる。
しかも、相手を責めず、空気を読んで逃げ道を残す絶妙さ。
※この話も「AIと別れる49の方法」シリーズより。
翻訳AIに「めんどくさい」は永遠に伝わらん…かもしれへん。
#めんどくさい翻訳問題 #KITT副社長 #日本語の魔力 #AIと別れる49の方法
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