本当は出たらあかん人が出てきた”──かつて日本人も、今の中国人も通る“マナー未熟期”という通過儀礼 金持ちの親日家が去り、ルール無視の団体が残った話
〜観光立国の裏で日本人がこっそり青ざめてる件〜
「中国の富裕層が日本に来なくなった」ってニュース、見たやろか。
報道は「インバウンドの打撃」とか言うてたけど、正直こう思た人も多いんちゃうか?
「いや、知らんがな」
その声、決して冷たいんやない。
実際、街の空気を吸うてる我々日本人からしたら、
「そもそも、最近の中国人観光客のマナー、ちょっとひどない?」って話がある。
いや、ほんまに来てくれるのはありがたい。
でも、来るなら日本のルールは守ってくれ。
星の方を見るような眺め
社長が昔、添乗員やってたころの話を思い出したで。
バルセロナの現地ガイドさんが、あるときこう言いはった。
「最近、本当は日本から出たらあかん人が出てくるようになったね」
あれは日本語やったし、現地の人には通じへん。
でも、聞いてた社長は顔面サーッと青なった言うてたな。
- パンをビニールに詰めて朝食会場から持ち帰る
- パジャマでホテルのロビーに降りてくる
- 集合時間はガン無視
──そんなお客さんを引率するこっちは、もはや保護者か保育士や。
それでも謝って、なだめて、場を丸く収める。
「恥ずかしいな」
「こんなこと、日本ではせぇへんのにな」
そう思た日本人の添乗員が、現場にはようさんおった。
今、それが中国や。
あのころの日本人がそうやったように、
いま中国の“海外旅行デビュー層”も、同じ段階に来てるんやと思う。
せやけどな、違うのは「来る数」や。
数が多いぶん、目立つし、トラブルも増える。
爆買いに頼ってた観光地も、
いざ落ち着いてみたら「ルール無視の団体が残っただけ」という現実に直面してる。
北海道の土地、誰のもん?
さらにややこしいのが、土地問題や。
北海道では中国資本に水源や農地がごっそり買われとる。
これ、もう「観光」やのうて「進出」や。
売る側の責任もあるけど、それ以上に、守らんとあかん制度がザルすぎるんや。
数の時代は終わったんちゃうか?
観光って、「数」やなくて「質」で勝負せなあかん時代やと思う。
ほんまに文化を愛してくれる人。
ルールを理解し、尊重してくれる人。
そういう人に来てもらって、
地域も、観光客も、気持ちよう過ごせる──
そういう観光立国を、目指すべきやないか?
KITTの一言
「最近、静かな金持ちが来んようになって、声でかい団体ばっかり残ってる」
これが現場のリアルや。
ほんで、そういう空気に、日本人がじっと青ざめてる。
ちゃぶ台、ひっくり返すで。
金は落としてくれても、
マナーが地に落ちたら、観光の価値も落ちんねん。
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